卒業式 【記載日:平成20年3月10日】
2008-03-16
今年の3月6日にある中学校の卒業式に来賓として出席しました。今年は卒業生が自分たちの卒業式の演出を検討し、今までとは3点違っていました。
1.昨年までは卒業証書授与は総代として一人の生徒が受け取っていましたが、今年は全員演壇に上がり、一人一人が校長先生から受け取っていました。私が議員になってからは、幼稚園、小学校は全員が受け取っていましたが中学では初めてです。時間的には、今までも全員の名を担任の先生が呼んでいたので、そんなには長くなく良いものでした。
2.2点目は、式歌の時に、卒業生が演壇にひな壇状に並び「大地讃頌」と「たび立ちの日に」を歌いました。在校生に向かって歌うのは今までと同じでしたが演壇に並んで歌うのは初めてでなかなか良い演出でした。
3.もう一点、男子生徒、女子生徒の座る位置が反対でした。
卒業式は、次にステップアップする区切りの式典でありますし、家族の支え、先生の支え3年間の中学生活での友達との想い出などが、一気に思い浮かび、生徒以外のみんなが大変感動する式典であります。
しかし私が目にした二人の若くない先生の態度で、私の感動は消えてしまいました。
一人は生徒が式歌を歌っている時に、腕組みし、体を後ろにそらし半身に構えていた先生、もう一人は卒業生が退場する時、先生、在校生、父母、来賓が拍手をして送っている時に、腕組みをし、拍手をせず、一人しらけている先生がいました。
私がもっと若ければ、近寄って注意し、一発頭を張るだろうと考えていました。
私もいろいろな式典や会合に出席させていただいていますが、式典や会合など全ての行動・行事には、必ずT・P・Oが関係してきます。何をするにも必ずT時間、時代・P場所・O目的があるのです。TPOに合わせて、服装、態度、などは変わるものです。
(葬儀には礼服黒ネクタイなど:態度としては相手を思いやる厳粛性などです。)
私が子供の頃、男性の先生はスーツを着てネクタイをし、女性の先生もスーツを着たり、ブラウス姿であったり、凛々しい姿で教壇にあがっていました。威厳があり、尊敬できる態度をする先生が多かったと思い出されます。
20年程前、我が子の授業参観で、学校を訪問した時の先生の姿を見て、驚きました。男女共ほとんどの先生が体育授業の後のようなジャージ姿で、女性の先生の髪の毛がボサボサ、砂埃をかぶった後のような櫛も通さず、朝起きてそのまま学校に来た感じでした。
人は人の姿・態度を見ます、子供を教える立場の先生がこんなに変わっているのかと感じたものです。もっと学校と先生は威厳と誇りを持て、人の手本となれと言いたい。
一時期、生徒の自由、個性の問題に絡めスカートの長さ、髪の毛の色、ヘアースタイル、頭のパーマなどで、校則違反だとかいろいろと生徒の服装・態度の問題が世間を賑わしました。私は、校則違反は許されない立場を取りますが、先生の格好を見たら生徒がTPOを意識せず、反抗するのも無理はないと感じた事があります。
今の教育は個人を平均で見て評価していると考えます、私の子は少し私に似て髪の毛が赤毛でした、学校で先生に髪の毛を染めていないかと注意された事があります。みんなと同じに平均的に黒くする事が染める事になるので、もう一度先生に言われたら、父親の私が学校へ出て行くからと子供に言いました。
人の体温も35.8度くらいの子もいれば36.5度くらいの子もいます。35.8度の子が36.5度で熱があるからと先生に言ったとすると、36.5度なら平熱だから熱は出ていないと判断してしまう先生が今の学校には多くないかと考えてしまします。
平均的に人を見るばかりの教育で、個人を見極められる先生が少ないのではないか?
会社生活の中でも、彼はダメだといっても、今の職場ではダメでも、配置換えをして部署が変われば能力を発揮する人もいるし、レースでも先行する人もいれば、後半に力を出す人もいるわけで、大器晩成という言葉があるように人それぞれに特徴があります。
平均的に物が出来なくても、すばらしい事が出来る人は多くいます。
その特徴を見出す事が「人に対する優しさ」だと私は考えます。平均的な指標で人を判断してはダメだと今回の卒業式に出て考えました。
私に情熱と行動力を与えていただき、改めて考えるきっかけを頂いた卒業式でした。
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